
畳のメンテナンス
適切なお手入れで、性能も持続し、きれいに長くお使いいただけます。
日々のお手入れ
1
お掃除
掃除機は、畳の目に沿って静かにゆっくりとかけましょう。
基本的に畳に水分は禁物です。雑巾がけは基本的に乾拭きで行います。どうしても汚れが取れない場合は、固く絞った雑巾を使用してください。
2
畳干し
できれば、春と秋の年2回畳を干すのが理想です。晴天の日に畳の裏側を太陽に向けて、4~5時間干してください。その際、よくホコリを叩き出しましょう。マンション等では、ベランダに立てかけて干すと良いです。
畳を上げる際には、必ず目印をつけておきましょう。場所や向きが変わると畳が収まらなくなる場合がありますので注意してください。
干す場所がない場合は、空き缶などを使って畳裏を床板から少し持ち上げ、数時間風通しを良くするだけでも効果があります。
3
換気
最近の住宅は気密性と保湿性が高く、畳に湿気がたまりやすくなっています。晴れた日には、こまめな換気を心がけてください。梅雨時などには、除湿機で湿気を取るのも効果的です。乾燥する冬期は、加湿器等を過剰に使用することは避けてください。
注意点
できれば通常の畳の上で犬猫等のペットを飼うことや植物等を置くことは避けてください。ダニやカビ、その他の害虫の発生要因になることがあります。
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畳の上に灯油などの石油類や薬品類をこぼした場合は、畳が変形することがありますので、充分ご注意ください。
困った時の対処法
インク
牛乳を湿らせて拭き取るか、レモンで湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めたもので拭き取ります。
ガム
シンナーかベンジンで拭き取ります。畳の目に詰まっている時は、布の上からアイロンを当てて柔らかくして取り除きます。
クレヨン・化粧品
乾いた雑巾にクリームクレンザーを少しつけ拭き取ります。
油性フェルトペン
マニキュアの除光液で拭き取ります。
コーヒー・お茶・ジュース・
醤油やソース
すぐにタオルやペーパー等で吸い取り食塩をかけます。
食塩が湿ってきたら歯ブラシ等で畳の目に沿ってこすり掃除機をかけます。
その後、水拭き、乾拭きを充分に行います。
赤ちゃん・ペットのオシッコ
塩、小麦粉、パウダーのいずれかをすぐに降りかけ、水分を充分に吸い取らせてから掃除機をかけます。
その後、お湯で濡らした雑巾を固く絞って拭きます。
後は、乾拭きをして風通しを良くしておきます。
畳べりが汚れてしまった
歯ブラシに洗剤をかけて、軽くこすってから、お湯で拭き取ります。
家具の跡がついてしまった
凹んだ所に適度に霧吹きして、濡れタオルを当ててアイロンをかけます。
畳を上げたけれど入らない
入らないのは畳の向きが間違っている場合があります。入れ替えてみて下さい。
カビとダニの予防
カビについて
主な予防策
風通しを良くする
畳の湿気を防ぐことが重要です。梅雨など湿度の高い時期には、除湿機を使って湿気を取り除くことが効果的です。
こまめに掃除をする
どうしてもカビが生える場合は、畳表用の防カビ剤を使用する方法もあります。
カビが生えてしまった場合
至急「あおい畳」までご連絡ください。
ご家庭ですぐに対処されたい場合は、まず畳を上げて裏面を十分に太陽に当てます。その後、表面を陰干ししてカビを乾燥させ、ブラシで丁寧に取り除きます。その後、畳の目に沿って何度も掃除機をかけます。
また、他には薬局で購入したエタノールを雑巾に湿らせ、畳を拭く方法もあります。青い綿ぼこり状のようなカビであれば、これで殺菌消毒できますが、黒いカビの場合は解消できないことがあります。
作業を行う際は、必ず十分に換気をしてください。
ダニについて
ダニはどの家庭にも存在しますが、増殖させないことが最も重要です。
ダニが繁殖しやすい3つの条件
-
1適度な温度(20~30℃)と湿度(60~80%)があること。
-
2餌(カビ、フケ、アカ、食べこぼしなど)が豊富にあること。
-
3産卵場所があること。
主な予防策
- 室内の風通しを良くするか、除湿機を使用する。
- こまめに掃除機をかける。※1㎡あたり3分以上、朝夕2回の掃除を推奨しています。
- カビを予防する。
- 産卵場所をなくす。
- ※例えば、畳の上に絨毯やカーペットを敷かない、畳床を化学製品にする、防虫紙を使うなどがあります。ただし、防虫紙を使用する場合、薬品を含むため、小さなお子さんがいる場合は注意が必要です。
ダニが発生してしまった場合
ダニが発生した場合は、まず掃除機でダニやそのエサとなるものを吸い取ります。その後、薬局やホームセンターで販売されている畳専用の殺虫剤を使用すると効果的です。普段から風通しを良くし、こまめに掃除機をかけ、1年に1~2回畳干しを行うことで、カビやダニの発生を予防できます。それでも気になる場合は「あおい畳」までご相談ください。
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